[読書]「カラマーゾフの兄弟」上巻読了 ~ 中巻読み始め

電車の中でしか読まないから進みが遅い。しかも最近またiPodで音楽を聴くようになったものだから気が散ってしまう。読むか聴くか、どっちかにした方がいいらしい。
アリョーシャは今のところまったくの無性格じゃないだろうか?修道院からはじまってフョードル、ドミートリイ、カテリーナ、二等大尉、リーズ、イワンと順々に訪れて対話していくが、どの人物の問いに対してもリョーシャの答えはいつも素朴で善良であろうとし、何かドラクエの勇者を思わせる。それだけにこの後に始まるであろう彼の堕落に対する期待が盛り上がるんだけど。

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  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   堕落マダー?
 (0゜∪ ∪ +  
 と__)__) +

それにしてもキリスト教的、カトリック的な価値観を持たない私にはその面白さが十全に理解できているわけはなく、そこが惜しい。それだけなら花村萬月「王国記」を読む時にも感じることだけど「ロシア的」というのはいよいよわからないしな...。