地震による東京の最適化

東京についてだけ雑感。被災地の方々は現在も大変な状態にあると思うが、実感として知ることはできないので、それについては書かない。
今回の災害で東日本は大変な騒ぎになっていると世界中が思っているんだろうし、東京もかなり混乱している、まあ確かにそうなんだけど、逆に最適化された一面もあるのではないか? 実際に今日出勤してみて、本日時点の東京は "とても普通だな" と思える。

郊外の電車の本数は少ない上に各駅停車しかなくなり、通常通りに出勤しようとすると地獄絵図になってしまうので人々は時差出勤を始め、会社もそれを認めた。定時を過ぎると3月後半にも関わらず早く帰るようにと指示があった。当初こそ大挙して並ばなければ帰れなかったものの今日にはたいしたことはなく、通勤時間も意外とかからなかった。各駅停車って意外と早いんだな、と認識したくらい。
いつ電力がいつ途絶えるかわからないので各自が節電の方法を考え、ヤシマ作戦など広範に呼び掛けが行われた。煌々と電気を灯すパチンコ屋は糾弾され、3連休の間に使われない社内サーバはすべてシャットダウンされた。一部の人が買い占めに走ってコンビニから物がなくなったので、家で弁当を作ってきて昼食にする人が増えた。夜は暗い。
何が問題?
確かにこの状況がいつまで続くのかは示されないままだし、すべてに対して遅延やキャンセルのリスクを意識しながら生活するので集中力や体力を薄く削られている。けどそれって慣れればどうってことないというか、単にまだ最適化すべき領域が残っているだけのような。

ただ報道についてはひどいままで、いかにも深刻めいた連日の放射線量についての報道は昭和天皇の下血量についてのそれを思い出させる。官房長官の一言一句に皆が注目して人気が鰻登りだが、その発言内容と真逆の情報や行動ばかり煽っている。FUDなのかな?
犯罪についても報道されなくなったので見かけの犯罪量は激減して、模倣犯は減るかも。